■以前の記事「過去の遠征」で、寝台夜行列車を利用したときのことを少しお話しましたが、今回は私にとって忘れられない出来事のお話しです。
■私は、そのときもミュージカルを観てから寝台夜行列車に乗る予定でした。
■無事、公演は終了しましたが、終了時間に問題がありました。会場から新宿駅まで大きなバッグを持っての徒歩……電車に間に合わないかもと思いました。(;゜∇゜)
そこでタクシーを使うことにしました。道路は、片側6車線くらいありましたが、私は2、3車線ほど道路に入り込みタクシーを停めました。
人間、いざとなれば「火事場のばか力」が出るものだぁと、自分のことながら驚きです。
以前に地下鉄を利用して銀座に行ったとき、出口を間違えて道に迷ったことがありました。会場に近い他の電車もあったのでしょうが、時間に余裕のないときは、乗車経験の多い山手線にこだわっていました。
■なんとか山手線に乗りホッとしていたら、「大崎止まり」の電車でした。Σ(゚∀゚ノ)ノ
10月か11月でしたが、私はあせりまくりでノドが渇いていました。次の電車を待っている間、大崎のホームの自販機で缶コーヒーを買いました。
当時はペットボトルに入った飲料はなかったので、一度開けたら飲みほすしかありません。私は、寝台車に乗ってから飲もうと旅行カバンに入れました。
■東京駅には、電車の発車時間ギリギリにつきました。前回来たときの記憶をたどり階段をかけ降りました。
発車のベルが鳴りました。見覚えのる電車はいましたが、ホームの案内表示板は次の電車の表示に変わっていました。
「え~い、乗ってしまえ」と私は飛び乗りました。なんか、わけのわからない車両でした。進んでいくと寝台車両にたどり着きました。( -。-) =3
聞き覚えのある方言が飛び交っていました。それでも乗車客に「○○行きですよね」と確認しました。
この数時間で、一生分の「ハラハラ」を使いきった気分でした。気持ちを落ちつかせようと、旅行カバンに入れていた缶コーヒーを取りだしました。
なんと……あったかい缶コーヒーを買っていました!
ノドが渇いているのに!走って走って暑いのに!
あったかい缶コーヒーなんていらない!<(`^´)>
この後のことは、まったく記憶にございません。(ーー;
🌻オバサンは、突発的事態にも感と度胸で乗り越える。
⏪つづく⏩